2002年度谷和原村手話奉仕員養成講座カリキュラム作成<第28回>2/27(木)講座カリキュラム(案)

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講座 日程 内  容 テキスト
28 22 2/27 修了テスト;読み取り&手話表現 文法テスト
29 23 3/06 修了テストの解説 修了式

 前回の僕の講演会は、「やっぱり」というか、あれほど悩んで一生懸命考えたレジュメをほとんど無視する結果になりました。その内容はいずれ書きたいと思います。

 さて、今回の内容は「修了テスト」です。いったい「手話奉仕員」修了の「条件」というか「基準」あるいは「水準」は、どのようなものだろうか、と散々考えました。

 テキスト的には次のとおりです。

<手話奉仕員養成>
1年目 手話奉仕員養成講座 入門課程 35時間 到達目標 相手の簡単な手話が理解でき、手話で挨拶、自己紹介程度の会話が可能なレベル
養成目標 @ 簡単な日常会話を行うに必要な手話語彙(目標語彙数300語)を習得する。
A 簡単な日常会話を行うに必要な手話表現技術を習得する。
B 手話でコミュニケーションする楽しさを習得する。
2年目 基礎課程 45時間 到達目標 相手の手話が理解でき、特定の聴覚障害者とならば、手話で日常会話が可能なレベル
養成目標 @ 手話で日常会話を行うに必要な手話語彙(目標語彙数:300語に新たに300語を追加)を習得する。
A 手話で日常会話を行うに必要な手話表現技術を習得する。
B 手話の基本文法を習得する。
合計80時間
※谷和原村手話講習会では、1年目;1回2時間×20回=40時間、2年目;1回2時間×23回=46時間の講座を組んでいます。

 このように手話奉仕員養成は、「聴覚障害、聴覚障害者の生活及び関連する福祉制度等についての理解と認識を深めるとともに、手話で日常会話を行うに必要な手話語彙及び手話表現技術を習得する。」ことが目標になっています。

 こうした到達目標にふさわしい「修了テスト」はどうあるべきなのか、非常に難しいところです。いろいろ考えたのですが、やっぱりオーソドックスに「ろう講師との1対1の会話」ができるかどうかが基準になってくるのかなと考えました。

 具体的には、一人5分のやりとりでも15名いれば、1時間15分かかりますから、まあ、交代を含めて5分程度ろう講師と会話していただき、その中で「日常会話」ができるかどうかをチェックするようなテストにしたいと思います。

 ただし、待っているだけではつまらないので、その間はテキスト第14講座「基本文法のまとめ1」のビデオの読み取りを僕の担当でやろうと思います。

 一応「テスト」なので、試験問題は講座修了後に掲載します。

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