■手話通訳士試験に挑む<第3回>■
2004.01.17.sat
2004.02.12.thu(一部修正)
(1)大スケジュール
<目標を明確に持つ>
・とにかく「今年一次合格するんだ」という決意が大切だと思います。「2年計画で」と考えるのもかまいませんが、一次試験だけなら9ヶ月で合格まで持って行けると思います。
・宅建試験を受験して感じたのですが、『試験が始まるギリギリまであきらめない』という姿勢が不可欠だと思います。今から9月の試験を目指して勉強しても、途中で必ず行き詰まったりすると思います。仕事が忙しくなったり、プライベートな都合で勉強時間がとれなくなったり…。それでも「時間が空いたらまたあきらめずに勉強を再開する」という強い気持ちを持ちましょう。
・最後の1週間駆け込みで猛勉強して合格する可能性だって残されているのです!
(2)月別スケジュール
・当面は、「1ヶ月に1科目を勉強していく」という考え方です。
・5科目ですから、5月までに一通り終えるということになりますが、なかなか計画通りには進まないかもしれません。(私の準備もスタートがちょっと遅れたので、6月にもう一度「障害者福祉の基礎知識」をやろうと考えています。)
・毎月1回勉強会を行いますので、勉強会テーマに合わせて、このサイトの情報を積み重ねていきたいと考えています。
回 月 タイトル 主な内容 1 1月 どんな風に勉強したらいいのか。
Where?どんな手段があるのか?
学校や通信講座など2 何を勉強したらいいのか。
What?どんな情報が必要だろうか?
(1)手話通訳士一次試験の概要
(2)一次試験の出題範囲と傾向3 どんなスケジュールを組むか?
When?どんなペースで勉強していったらいいのか?
9月の一次試験までの9ヶ月間の勉強計画4 どんな勉強ツールがあるのか?
How?なにで勉強するのがいいのか?
テキストや参考書、問題集など
ネットや新聞、テレビなどの受験情報収集5 <科目別1>
障害者福祉の基礎知識社会福祉全般についての基礎的な教養 6 2月 <科目別2>
国語(第13回〜第14回)(1)発音、(2)単語、(3)文法、(4)文字、(5)表現法、(6)文章読解の6項目
いろいろな「問題を解く訓練」。
いい参考書や問題集を見つけること7 3月 <科目別3>
手話の基礎知識(〃)「分解写真による手話を読み取る」こと
「地域のろう者はまず使っていないと思われるような珍しい手話の読解」
全通研の研究誌巻頭の分解写真による手話
NHK手話ニュースなどのチェック8 4月 <科目別4>
聴覚障害者に関する基礎知識(〃)聴覚障害者を取り巻く福祉制度や社会の動き2002年・2003年あたりの日聴紙など聴覚障害者福祉に関する新しい動きに関する知識 9 5月 <科目別5>
手話通訳のあり方(〃)全通研の研究誌
日本手話通訳士協会の機関誌「翼(つばさ)」10 6月 障害者福祉の基礎知識(2回目)(〃) 「障害者福祉の基礎知識」についてもう一度振り返る。
特にここ最近の新しい動きについて、フォローしておく。
11 7月 過去問を行う。(第11回〜第12回) とりあえず第11回と第12回の過去問を解く。
余裕があれば第10回〜第4回までの過去問にもトライする。毎週土日に2回分ずつやって4週以上かかります。12 8月 過去問をやった結果を振り返って、
理解不十分な部分をチェックする。精神的に不安定になりがちなので、行き詰まったら思い切って勉強を休むくらいの気持ちで良い。
休養した上で、再度集中力を高めていく。
「もう無理だ」とあきらめない。最後まで自分を信じる。13 9月 昨年の過去問(第15回)をやる。
各科目の重要項目の暗記に全力投球!最後の1週間ダメ元と思って勉強に集中する。
試験前日は十分な睡眠時間を確保し、体調を整えよう。
試験当日は「最後の1分まであきらめず」に最終チェックをしよう。直前に暗記したことが出題されることもある。
最後は「やれるだけのことはやった」と自分を信じて、静かな気持ちで試験に臨みましょう。
(3)科目別スケジュール?
・月別テーマを決めていますが、実際には、1ヶ月で完結することは難しいと思います。そこで、科目ごとの<最低限の勉強範囲>を決めてみてはどうでしょうか?
・例えば、1科目に2冊程度の本を決めて、「この本は、通勤途中に読もう。」とか「だいたい、いつくらいまでに読み終わろう。」とか…。この機関誌・新聞は必ずキチンと毎月チェックしようとか…。
・そもそも手話関係の参考書は限られているので、選ぶのはそれほど難しくはないと思います。過去問集は、全通研のと「傾向と対策」しかないのですから、あと科目別に2〜3冊決めてはどうでしょうか?
・例えば、各分野別に「これだけは必ず読むテキスト」を僕が今考えるならこんな感じでしょうか。
メイン参考書 その他問題集・参考資料 全体 「手話通訳技能認定試験傾向と対策
−手話通訳士試験合格への道」手話通訳士試験模範解答集
(第4回〜第15回)
(日本手話通訳士協会)障害者
福祉「障害者福祉概説」(明石書店)
「障害者福祉の世界」(有斐閣)「障害者のための福祉2003」
「平成15年版障害者白書」聴障者
福祉(検討中) (検討中) 国語 「手話のための言語学の常識」
(鈴木康之・全日本ろうあ連盟)
「新しい日本語学入門」
(庵功雄・スリーエーネットワーク)「手話コミュニケーション研究」に連載された小嶋栄子さんの『手話通訳者のための日本語学』 通訳
あり方(検討中) (検討中) 手話 (検討中) (検討中)