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■手話通訳士試験に挑む<第5回>■
2004.01.17.sat
<本日の勉強の流れ> | ||
1. | 士試験の概要 ◆配付資料1「15年版受験の手引き」 ◆配付資料2「手話通訳士試験案内」 |
13:00〜(10分間) |
2. | 出題範囲と傾向 「障害者福祉の基礎知識」の出題基準 |
13:10〜(30分間) |
3. | 勉強の進め方 「障害者福祉の基礎知識」の出題傾向 ◆配付資料3「過去の設問の傾向と分類」 |
13:40〜(10分間) |
4. | 参考資料について (1)書籍 (2)雑誌・機関誌等 (3)webサイト (4)他県の受験対策(情報未収集) |
13:50〜(5分間) |
<5分間休憩> | ||
5. | 「障害者福祉の基礎知識」について | |
(1)14年度問題をやる(20問) ・1問2分ペースなので結構きつい? ◆配付資料4「平成14年度試験問題」 |
14:00〜(40分間) | |
(2)解答・解説 | 14:40〜(45分間) | |
<5分間休憩> | ||
(3)「傾向と対策」の問題(39問)を 1問ずつやりながら解答・解説 ◆配付資料5「傾向と対策」 |
15:30〜(80分間) | |
6. | 「障害者福祉の基礎知識」のまとめ (今後フォローしていく勉強内容) |
16:50〜(5分間) |
7. | 「聴覚障害者福祉の基礎知識」の 事前学習項目について |
16:55〜(5分間) |
8. | 平成15年度の問題は宿題とする ◆配付資料6「平成15年度試験問題」 |
(1)「障害者福祉の基礎知識」の出題基準
・この出題基準を読んでも、ワケ分からないですよね。やっぱり具体的な問題を解くのが一番手っ取り早いと思います。
手話通訳を行う者は、社会福祉全般の枠組みの中における障害者福祉のあり方と、対人援助に関する基本的知識等が必要とされる。従って、総合的な社会福祉全般に関する知識及び理解度を問うため、次の各項目等について出題する。 1 障害者福祉の理念等の動向 リハビリテーション,ノーマライゼーションの理念など 2 障害の概念と障害者の実態 障害者の概念と範囲,障害者の実態など 3 障害者福祉の施策の現状 ア 障害者福祉の制度,実施体制,動向など イ 障害者のリハビリテーション 医学,社会,心理,職業など ウ 障害者の社会生活 障害者福祉サービス,援助活動など
(2)参考書・問題集・辞書など
<辞書・辞典類>
1 | 社会福祉用語辞典第3版 | 2200円+税 |
2 | 2003福祉小六法 | 1000円+税 |
・最近は横文字も多くて、専門用語の意味を理解するだけでも結構たいへんです。そう言った意味で「社会福祉用語辞典」を1冊手元に置いておくことも有効かと思います。
・僕が持っているのは、ミネルヴァ書房の「社会福祉用語辞典」(2001年4月第2版・2200円税別)です。でも辞書類は価格が高い割に、最近は新しい用語がどんどん出てきてすぐ使い物にならなくなるのが悩みの種です。僕も前は中央法規の「社会福祉用語辞典」を持っていましたが、これが2冊目です。
読みやすさもさることながら、必ず、発行年や改訂年を見て、「新しい用語が掲載されている」ことを確認のうえ購入されることが大切です。
・あと、まあ欲を言えば六法ですね。僕は「2002福祉小六法」(平成14年1月発行 社会福祉法人 大阪ボランティア協会編集 中央法規・1000円税別)を持っています。何と言っても安いのがいいです。毎年1月発行のようなのでそろそろ2004年版が発行になるかもしれません。
<基本テキスト・問題集>
3 | 「手話通訳技能認定試験傾向と対策」 | 3000円+税 |
4 | 第14回(2002年度)手話通訳士試験模範解答集 | 580円 |
5 | 第13回(2001年度)手話通訳士試験模範解答集 | 580円 |
6 | 第12回(2000年度)手話通訳士試験模範解答集 | 580円 |
7 | 第11回(1999年度)手話通訳士試験模範解答集 | 580円 |
・まず、買うテキストが「手話通訳技能認定試験傾向と対策−手話通訳士試験合格への道」(書名が長いので今後は「傾向と対策」を呼びますね)になると思います。
今のところ、唯一の手話通訳士試験対策本(テキスト)です。
実は、旧版(「手話通訳士試験傾向と対策」中央法規4000円)が2000年6月に出たばっかりなのでそっちを持ってる人も多いんじゃないかと思います。もちろん僕も持っています。旧版は平成11年(1999年・第11回)の試験問題までをフォローしています。旧版を持ってるなら、そっちでもかまわないかもしれませんが、平成11年から試験科目のくくり方に変更があったので、やはり新しい方を使って勉強した方が、良いのではないかと思い、なけなしのお金をはたいて新版「傾向と対策」を3000円+税で買いました。
せっかくなので日本手話通訳者協会で買おうと思って電話したのですが、通常の書籍小包料金340円が別途かかると言われたので、池袋のジュンク堂で買いました。下のリンクをクリックしていただければアマゾン・ドット・コムでも簡単に買えます。
★アマゾン・ドット・コムで購入するならここをクリック!→手話通訳技能認定試験傾向と...
・問題集は、日本手話通訳士協会が毎年作ってる「手話通訳士試験模範解答集」ですね。こちらは一般の書店では買えないので、協会に申し込みます。15年版は2月の冬の全通研討論集会から販売されると思います。
・模範回答集は、第4回(1992年)から毎年1冊ずつ出ていますが、実際に今販売されているのは第10回(1998年)以降のものだけのようです。試験科目が変更になった第11回以降の4冊を揃えられればベストです。
・購入方法は、<事前に代金と送料を郵便局から振り込み>というものです。通信欄に書名と代金、それに注文した本の重さを合計してそれに応じた送料も自分で計算して記入します。「日本手話通訳士協会の書籍・ビデオ」というチラシがありますので、これを見て本の重さを計算するのです。参考までにこのチラシをスキャンしてPDFファイルにしたものを掲載しますね。(ここをクリック)
【振込先】 郵便振込 口座番号 00180−6−134183
加入者名「日本手話通訳士協会 事業部」
※通信欄に書籍名、冊数、送料を明記してください。
【問い合わせ先】 日本手話通訳士協会 電話03−5953−5882
FAX03−5953−5883
<その他の参考書1・障害者福祉概論>
8 | 「障害者福祉の世界」 | 1700円+税 |
9 | 「障害者福祉概説」 | 2200円+税 |
・「有斐閣アルマ 障害者福祉の世界(改訂版)」(有斐閣 2003年12月10日発行 1700円+税)では、平成15年度にスタートした支援費制度などを踏まえて、新しい動きについて”改訂版 はしがき”でまとめられているのがとても参考になります。
改訂版 はしがき
本書の刊行から3年あまりがすぎた。障害者をめぐる法制度や運動・理念の国内的・国際的な展開は速く,これまで行ってきた増刷時の加筆では問に合わなくなった。そこで今回,やや大幅な修正を行った。以下は改訂の主なポイントである。
第1章「『障害』と『障害者』をどう理解するか」では,2001年にWHO(世界保健機関)が正式に採択したICF(国際生活機能分類)をベースに障害の概念とその活用の全体を整理し,さらに2000年時点での日本の障害者統計に差し替えた。
第3章「障害者福祉制度の流れを理解する」では,2002年に「障害者プラン」が終了したために、障害者プランの最終達成状況を示すデータに変更した。2003年の「支援費制度」の実施により,これまでの障害者福祉制度と異なる点を理解しやすくするために,図や本文の中に、支援費制度の表記を入れた。
第5章「地域生活を支える」では、初版以降の制度改革で身体障害者・知的障害者・精神障害者の居宅福祉・施設福祉のサーピスの実施がすべて市町村に下りた点の記述が大きな変更である。
その他介護保険の実施,ハートビル法の改正なども含めた。
第6章「障害者と社会」では,欠格事項の見直しがほとんどの制度で終了している状況をふまえて,記述内容を変更した。
第7章「障害者福祉の国際的動向」では,国連の場での障害者権利条約に向けての取り組み,そして第2の「アジア太平洋障害者の10年」(2003〜12年)の出発を中心に加筆した。
以上の改訂作業を通じてあらためて障害者施策と理念の発展の速さを感じることとなった。1990年のアメリカの障害者差別禁止法(ADA)の制定は世界に驚きと希望を与えたが,今日類似の法律をもつ国は40を超え,EUでは遅くとも2006年までにすべての国でこうした法律を制定することとなった。
障害者権利条約をめぐる国連の近年の取り組みはこれを加速するものといえる。エスカレーターもエレベーターもない駅や「障害者は1年契約の嘱託」とする企業などは違法とされる時代が近づいている。
一方,国内では支援費制度の発足から半年たった。「自己決定」「選択」「利用者主体」などの理念はすべての関係者に歓迎されて始まった。障害者福祉サービスの利用が飛躍的に伸びつつある(とくにホームヘルプやガイドヘルプ),施設の利用者か要求を出すようになった,という報告とともに,国の予算枠の設定に伴い従来のサービスが受けられなくなった,自治体が責任を持たなくなったという報告もある。
まだ総合的に評価をするための情報は得られていない。確かなことは,支援の社会化が始まったこと,理念と財源の矛盾が明確になったこと,そして,国や自治体に文句をいうなという時代から利用者参加・住民参加で制度が変化・発展する時代へと移行したことである。
本書によって「動いている障害者福祉」にさらに興味を抱いていただければ幸いである。 (2003年8月 佐藤久夫、小澤 温)
・「障害者福祉概説−社会福祉ライブラリー1」(2003年9月30日初版発行 明石書店・2200円税別)も大変良いテキストです。
・僕もマメ知識の「アドボガシー」の解説で第7章「障害者の権利擁護(アドボガシー)」の項を大幅に引用させてもらっています。
・決して安くはない本ですが、いずれも買って読んで損はないと思います。もちろん図書館に要望を出して買ってもらい借りられれば、経費節約もできてさらにいいかもしれません。
<「障害者福祉概説」もくじ> 序章 障害者福祉の動向 第1章 現代社会と障害者福祉概念 第2章 ノーマライゼーション思想とその展開 第3章 障害者の実態とその援助 第4章 障害者福祉の行政と法制度 第5章 障害者福祉とNPO活動 第6章 保健・医療・福祉の連携と援助活動 第7章 障害者の権利擁護(アドボカシー) |
<その他の参考書2・統計など>
10 | 「障害者のための福祉2003」 | 3000円+税 |
11 | 「平成15年版障害者白書」 | 2200円+税 |
・出題者は、少なくとも平成16年4月以降に施行となる新しい福祉制度を出題することは考えられないと思います。
・ですから、あまり新しい情報に神経質になる必要はないと考えられます。
・最新のデータは「平成15年版 障害者白書」レベル、つまり平成14年度までに取り組まれたものの範囲をチェックすれば十分だと思います。
・「障害者のための福祉2003」も統計関係のデータや福祉施策の解説が充実しています。ただ、全377ページもあるので、最初から最後まで読み切るというより、何かの施策内容について調べる時に利用する感じです。
1 障害者の状況 ・身体障害者(児)の状況 ・知的障害児(者)の状況 ほか 2 障害者の福祉施策 ・障害者の福祉 ・支援費制度の概要 ほか 3 障害者関係資料 ・障害者の権利宣言 ・「障害者に関する世界行動計画」 ・「国連・障害者の十年」(1983年〜1992年) ほか 4 障害者福祉関係年表 5 参考 ・身体障害者更生援護施設ほか |
<その他の参考書3・聴力障害者情報文化センターの勧める参考図書>
・以下の3冊です。僕は、ブックオフで中央法規の「障害者福祉論(新版 社会福祉士養成講座3)」(2500円税別)を950円でゲットしましたが、本文だけで373ページもあり、まだ当分読めそうにありません。
【障害者福祉の基礎知識】 『障害者福祉論』第3巻 新版社会福祉学双書 全国社会福祉協議会 ¥2,000 『リハビリテーション論』第16巻 新版社会福祉学双書 全国社会福祉協議会 ¥2,000 『国民福祉の動向』 厚生統計協会 \1,800
・「リハビリテーション論」関係の書籍はまだ読んだことがありません。今度、ブックオフで探してみよう。
・「国民の福祉の動向2003年版」(厚生統計協会)も毎年10月頃発行されているものですが、1.生活保護、2.児童福祉、3.母子保健・福祉、4.障害者福祉、5.老人保健・福祉と社会福祉全般を扱っている本なので、個人的には先ほどの中央法規「障害者のための福祉2003」(3000円税別)をお奨めします。
(3)「障害者福祉の基礎知識」の出題傾向
〈1〉障害者福祉の理念の動向(リハビリテーション,ノーマライゼーションの理念など)
No 大項目 中項目 出題年 01 障害者の権利宣言 障害者の日 平成04
平成11
平成1302 障害者対策に関する新長期計画 理念 平成05 03 「障害者プラン」 ノーマライゼーション7か年戦略
基本的な考え方
理念
策定の意義平成08
平成09
平成11
平成12
平成13
平成14
平成1404 「障害者基本法」 第1条 平成10
平成1305 ノーマライゼーション
理念
平成11
平成12
平成1306 リハビリテーション 定義 平成11 07 「障害者に関する世界行動計画」 目的
障害に関する主要な分野
リハビリテーションの定義平成12
平成13
平成1408 パリアフリー 平成12
平成1409 糸賀一雄の理念 (この子らを世の光に) 平成12 10 「国際障害者年」 平成13 11 エンパワーメント 考え方 平成13 12 権利擁護 自己決定の概念 平成14
〈2〉障害の概念と障害者の実態(障害者の概念と範囲,障害者の実態など)
No 大項目 中項目 出題年 01 「身体障害者福社法」 障害者の範囲
別表による身体障害の範囲
第4条における「身体障害者」の定義平成04
平成11
平成1402 WHO 障害者分類の内容
障害者分類で聴覚障害者に
とっての能力低下に対するアプローチとは?
障害のレペルのとらえ方
新しい国障障害分類の内容
国際障害分類の内容平成08
平成09
平成11
平成13
平成1403 障害者比率 世界総人口における
世界と日本の障害者比率平成10
04 「障害者基本法」 第2条の障害者の定義
第2条平成11
平成1305 「身体障害者実態調査」
障害者総数(約580万人)身体障害者数の傾向
身体障害者の数
「身体障害」「精神障害」「知的障害」の比率平成11
平成12
平成1306 「知的障害児(者)
基礎調査」知的障害児(者)の総数 平成12
07 障害者に対する欠格条項 平成12
平成13
〈3〉障害者福祉の施策の現状
ア 障害者福社の制度,実施体制,動向など
No 大項目 中項目 出題年 01 特別児童扶養手当 受給資格 平成04 02 身体障害者施設 それぞれの目的 平成06 03 「障害者基本法」 「障害者白書]の発行
「障害者の日」は何月何日か
第1条の内容
第1条の内容
関する記述平成07
平成07
平成08
平成10
平成1204 ? 障害児に対する「通級による指導」 平成10 05 「障害者対策に関する
新長期計画」情報提供の充実 平成10 06 「ハートピル法」 平成11 07 社会福祉三法 平成11 08 介護保険法
介護保険制度
内容平成11
平成1309 「社会福社事業法」 社会福社基礎構造改革の内容 平成12 10 福祉オンプズマン制度 平成12 11 「成年後見制度」
地域福社権利擁護事業平成12
平成13
平成1412 「交通バリアフリー法」 平成13 13 「身体障害者手帳」 平成13 14 「障害者プラン」 グループホームと世話人の役割 平成13 15 障害者福社に関連する事項の制定順 平成14 16 障害者福社に開運する専門職について 平成14 17 「精神障害者保健福祉手帳」 平成14 18 「障害基礎年金」 平成14 19 支援費制度 平成14 20 更生医療 平成14
イ 障害者のリハビリテーション(医学,社会,心理,職業など)
No 大項目 中項目 出題年 01 「障害者の雇用の促進等に開する法律」 納付金制度
法定雇用率
重度障害者のダプルカウント平成04
平成05
平成0702 「障害者の雇用に関する法律」 内容 平成08 03 「障害者の雇用の促進等に関する法律」
(1998(平成10)年7月改正)法定雇用率
障害者雇用率制度に関して平成10
平成1204 労働省・統計 身体障害者の実雇用率 平成06 05 「言語聴覚士法] 平成10 06 ピア・カウンセリング 平成11 07 「身体障害者福祉法」 身体障害者更生相談所の
業務平成11 08 身体障害者への
医療サービス平成11 09 リハビリテーションや福祉に
関する専門職の資格平成11 10 「身体障害者実態調査」 身体障害者の就業状況 平成11 11 障害の受容に関して 平成12 12 市町村障害者社会参加促進事業 含まれない事業 平成12 13 知的障害者更生相談所 知的障害者更生相談所の
業務平成13 14 「身体障害者更生援護施設」 4つの機能 平成13 15 知的障害者の援護施設 平成14
ウ 障害者の社会生活(障害者福社サービス,援助活動など)
No 大項目 中項目 出題年 01 重度障害者の自立とは 平成11 02 在宅福祉サービス 構成する事業 平成11 03 障害者の作業施設 平成11 04 福社用具 福社用具の開発 平成11 05 障害者の自立生活とは 平成12 06 介護保険制度 介護支援専門員 平成12 07 「身体障害者福社法」 身体障害者福社ホーム
補装具と日常生活用具平成12
平成1308 重度身体障害者日常生活用具給付事業 内容 平成12 09 「訪問介護や短期入所」
「福祉ホームや日帰り介護」平成12 10 地域福祉権利擁護事業 生活支援による援助の内容 平成13 11 障害基礎年金 障害者の所得保障 平成13 12 身体障害者ホームヘルプサービス事業 ガイドヘルパー 平成13 13 身体障害者の福祉サービスに関して ショートステイ 平成13 14 障害者福祉に関する
民間の相談員平成14 15 障害者の
ホームヘルプサーピス平成14 16 障害児の福社サービス 平成14 17 障害者を理解するために
行われる方法平成14 18 知的障害者地域生活援助事業 規定された施設 平成14