■手話通訳士試験に挑む<第2回−その1>■
2004.01.17.sat
2004.02.12.thu(一部修正)
(1)手話通訳士一次試験の概要
・試験対策を考えるにはまず、どんな試験なのかを知らなければなりません。
士試験の概要については、「社会福祉法人 聴力障害者情報文化センター」のホームページに掲載されています。
〔手話通訳士試験のページの見方〕
[1]http://www.normanet.ne.jp/~iccd/ へアクセス。
[2]「聴覚障害者情報提供システム」をクリック
[3]「人材支援(人材の養成・就労のサポート)」をクリック
[4]「手話通訳士試験のページ」をクリック
[5]そうすると以下の7つのメニューが表示されます。
<手話通訳士試験のページ>
7つのメニュー サブメニュー ◆ 手話通訳士試験案内 ▲手話通訳士について・・・なぜかリンクがありません。 ▲手話通訳士倫理綱領(平成9年5月4日)
〔日本手話通訳士協会制定〕▲手話通訳士試験について『受験の手引き』(PDFファイル)
→なんと「改訂作業中」とのことで、リンクが切れています。
→1月16日(金)お昼には見ることができたのに…。
→プリントアウトしておいてホント良かった!・実物は、大学の募集要項みたいな冊子になってます。最初にこれを取り寄せる(聴力障害者情報文化センター手話試験部が窓口)必要があります。去年は「5月6日から配布」と記載されています。 ・去年のコピーを掲載したいところですが、著作権の問題がありますので、もくじだけご紹介しますね。(注1) ▲関係法令 ・ここには、「手話通訳を行う者の知識及び技能の審査・証明事業の認定に関する規程」及びこの審査・証明事業を行うのは「社会福祉法人 聴力障害者情報文化センター」で、付与する称号は「手話通訳士」です、ということが書かれています。 ・厚生省告示第108号
・厚生省告示第122号
・厚生省告示第256号▲平成15年度試験案内 ・ちょっとややこしいのですが、ここをクリックすると下の「手話通訳士試験申込み」のページにリンクされています。 ▲参考図書一覧(PDFファイル) ・参考図書については、第4回「勉強ツール」のところで分析したいと思います。 ◆ 手話通訳士試験申込み ▲受験資格 ・一次試験日現在 20歳以上の者 ・二次試験(実技試験)受験の目安として,3年程度以上の手話通訳経験が求められます。(3年未満でも受験可) ・その他,障害等により,試験会場,試験教室内での移動等についての配慮はいたしますが,試験に係る配慮は一切いたしませんのでご注意下さい。 (例:聴覚障害者への試験問題に関する通訳など) ▲平成15年度 受験申込受付期間・試験日程(PDFファイル) ・このページもリンクが切れています。 ・ここには『受験の手引き』の簡略版(A4版1枚)が掲載されていました。これもすでに削除されている以上、ここにコピーを掲載するわけにはいかないので、もくじだけご紹介します。(※3) ▲平成15年度 試験会場(地図) ▲受験申込書・「受験の手引き」の請求方法 ・郵送希望の場合・・・〒160−0022
東京都新宿区新宿1−23−1
社会福祉法人 聴力障害者情報文化センター
手話試験部 「受験の手引き送付係」まで
返信用切手200円同封の上・直接情報文化センターへ来所の場合・・・
平日9時〜17時30分までの間ならいつでも可
電話 03−3356−1634 手話試験部直通◆ 試験の実施方法 ・このページもリンクが切られていますので、15年度の内容をご紹介します。 ▲一次試験の実施方法(※4) ・一次試験は、四肢択一によるマークシート記入方式です。 ▲二次(実技)試験実施方法について(概要)(※5) ・二次試験は、試験実施状況イメージ図(イラスト)入りでやり方が紹介されています。 ・具体的なやり方は、つくばの安本さんのサイトに「手話通訳士認定試験」受験体験記がありますので、参考にされると良いと思います。 ・自分が受験したときのことはすっかり忘れていますが、いずれ二次試験の様子などもご紹介できたらいいなと思っています。 ▲二次試験使用予定機器一覧(第12回試験) ・松下電器産業(株)の社会文化部さんのご支援とご協力をいただいてるとのことで、使用機材の型番まで記載されています。 ・茨城県も日立製作所さんとか取手市のキヤノンさんとかに機材の「ご支援・ご協力」を得たらいいと前から思ってるんですけどね。 ◆ 手話通訳士試験
合格発表・毎年の一次・二次合格者数が載っています。(※6) ◆ 手話通訳士登録状況 ・県別・実名入りです。 ・茨城は13名となっています。プラス水戸市に1名転入されてきた方がいらっしゃいますので実勢14名です。 ◆ 手話通訳士求人情報 ◆ 手話通訳士試験
過去問題・第4回から第13回(平成13年度)までの過去問がPDFファイルで掲載されています。二次試験の問題文の要約もあります。
→聴力障害者情報文化センター過去問ページを開く・平成14年度の問題がなかなか掲載されないのは、どうしてなんだろう? ・平成15年度からは、3月末の合格発表と同時に、問題の公表と解答がしめされるんじゃなかったかな…。 →士協会の機関誌12月号に情文センターの回答として「3月31日の合格発表時に、一次試験の正答と合格点を情文センターとホームページに掲載」との説明がありました。 ◇ お知らせ 「学科試験(一次試験)免除規定の廃止について(PDFファイル)」
注1)『受験の手引き』
0 受験申込事前チェック表 1 受験資格 2 試験方法 3 学科試験(一次試験)の免除 4 試験科目 5 出題基準 1.学科試験(一次試験) 2.実技試験(二次試験) 3.合格基準※2 6 手話通訳技能認定試験(手話通訳士試験)受験申込に必要な書類等 1.手話通訳技能認定試験(手話通訳士試験)受験申込書 7 受験手数料納付についての注意事項 1.受験手数料納付方法 2.払い込み及び振り込み口座 8 受験申込後の注意事項及び試験合格通知 9 受験に当たっての注意事項 1.試験全般 2.学科試験(一次試験) 3.実技試験(二次試験)
※2 「合格基準」※2科目には最低点ラインが設けてあるわけです!
一次試験 ア. 「5科目の総得点の60%程度を基準として、必要に応じて問題の難易度で補正した点数以上の得点を得た者」 イ. 「アを満たした者のうち、以下の特定する2科目(〈1〉国語 〈2〉手話の基礎知識)のそれぞれにおいて、60%以上の得点を得た者」
※3 平成15年度 受験申込受付期間・試験日程
第15回手話通訳技能認定試験(手話通訳士試験)案内 参考(15年度) 1 試験の日時 (1)学科試験 9月28日(日)受付9:00〜10:00
障害者福祉・聴障福祉10:30〜12:00
手話通訳あり方・国語 13:00〜14:30
手話の基礎知識 14:50〜15:20(2)実技試験 11月30日(日)
時間は一次合格者のみに通知2 試験予定会場 (1)学科試験 東京;日本社会事業大学(清瀬市) 大阪;NTT大阪研修センター(京橋) 熊本;熊本県立保育大学校 (2)実技試験 東京;日本社会事業大学(清瀬市) 大阪;松下電器人材開発カンパニー 3 受験資格 一次試験日現在20歳以上 4 学科試験免除 5 受験申込期間 6月2日(月)〜7月31日(木)消印有効 6 受験料 18,000円
※4 一次試験科目と試験時間数・問題数
試験科目 試験時間 問題数 障害者福祉の基礎知識 90分 20問 聴覚障害者に関する基礎知識 20問 手話通訳のあり方 90分 20問 国語 20問 手話の基礎知識 30分 20問
※5 二次試験実施方法
読み取り通訳2問 筆記通訳1問(2分程度) 口頭通訳1問(2分程度) 聞き取り通訳2問 各2分程度(ビデオ収録)
※6 合格者数
年度(回) 合格者数(二次/一次) 平成15年度(15) ??/398名 平成14年度(14) 98/316名 平成13年度(13) 40/237名 平成12年度(12) 63/189名 平成11年度(11) 50名/掲載なし 平成10年度(10) 71名/掲載なし
<以降は第2回−その2〜>
(2)一次試験の出題範囲と傾向
(3)受験勉強の進め方(案)
(4)参考資料等