つくばみらい市手話奉仕員養成講座((旧)谷和原村手話奉仕員養成講座)
<8年目(2008年度)の入門課程>
役場の理解により2008年度も新しい講座を行うことができることになりました。
昨年度は、開講してすぐ(7月)に職場の人事異動があって、それ以降は講座の手伝いが全くできなくなってしまい、受講生はじめ講師や社会福祉協議会の担当者にもご迷惑をおかけしてしまいました。
今年は2年目で、仕事の段取りも分かってきたので改めて講習会のお手伝いをさせていただこうと思っています。
去年は「あれこれ考え」たものの、カリキュラムなど形式にこだわりすぎて実際の中身がなかったので、今年は、実際に受講生が復習用に見ていただけるような内容を考えていきたいと思っています。
→2008年度入門課程カリキュラム(案)・・・せたつむりホームページとは別のサイトにリンクしています。
<7年目(2007年度)の基礎課程>
いま、あれこれ考えているところです。
<6年目(2006年度)は、新たに入門課程を実施>
毎回の講座を準備するのでいっぱいいっぱいで、実施内容をホームページ上に掲載する余裕が全くありませんでした。
<4年目(2004年度)5年目(2005年度)は、講習会のお手伝いをできませんでした。>
<3年目(2003年度・入門)の養成講座は?>
2001年4月から私の住む谷和原村でも手話奉仕員養成講習会がスタートしました。
手話サークルのメンバーを中心とした役場との粘り強い交渉の結果、予算化されたものです。
入門課程20回(週2回・木曜夜)、基礎課程23回(週2回・木曜夜)の2年間の講座が無事終了しました。
さて、3年目は…、となったときに、もちろん受講生からは「引き続き3年目も勉強を続けたい」という声がありましたが、僕としては「手話を学ぶ人の輪を広げるためにも、是非新たな入門クラスの募集をしたい」と社会福祉協議会の担当者にお願いしました。
人口1万5千人の村ですから、果たしてどれほど新たな募集を得られるだろうかという不安が大きかったのですが、「3年目の方にフォローアップ研修会として参加していただき、何とか人数を確保しよう」ということで担当者の理解を得られ、入門課程の新規募集をしていただきました。
結果は、「嬉しい誤算」ということになりました。なんと22名もの応募があり、5月22日に無事開講式を行い2003年度入門クラスがスタートしました。
<奉仕員養成課程と手話通訳者養成課程のギャップを埋めるカリキュラムを!>
そこで今年度僕は、3年目の方のフォローアップ講座の方を担当することとなりました。市区町村レベルでの手話「奉仕員」養成講習会の、厚生省カリキュラム2年間「後」については、いきなり県レベルの手話「通訳者」養成講座となっています。
2年間の講座を担当してみて感じたことは、初めて手話に接する方に週2回の講座で「特定の聴覚障害者とならば手話で日常会話ができる技術」を習得していただくことは、至難(しなん)の業(わざ)だということです。
外国人に対する日本語教育では、初級の日常会話が交わせるレベルまで約300時間、それも毎日集中的に勉強した場合、なんだそうです。(単語数約1500語)−「外国語としての日本語」(佐々木瑞恵さん著・講談社現代新書)より
それを手話の場合、2年間でたった80時間(厚生省カリキュラム)というのです。単純に300時間を割り戻すと7年半かかることになります。
そこで、というのか、とにかく勉強の場をなくしてはいけないと思い、今年度は「入門・基礎」後の手話奉仕員養成講座のあり方を考えながら、「フォローアップ研修会」として、このせたつむり上で準備を進めていきたいと思っています。
<参考資料>