木のつぶやき | BGMとあまりにもアンマッチなアニメーション |
1999年12月09日(日)晴れ |
障害者の日
「国際障害者年(昭和56年)を記念し,障害者問題について国民の理解と認識を一層深め,障害者の福祉増進を図るため設けられました。
1975年12月9日,国連は「障害者の権利宣言」を採択しましたが,我が国はこの日が最も適当だとして決定しました。
なお,障害者基本法に障害者の日は,12月9日と定められました。」とのことです。
新聞を読むと久しぶりに一面に「障害者」という言葉が目についた。
曰く「携帯メール 障害者の暮らしに幅 耳や言葉が不自由でも 健常者の「メル友」増え 110番OK、意見表明も」
そうなのだ、今日は「障害者の日」なのだ。
最終面にも「視覚障害者の付き添い体験してみたら パソコン社員 思いやり発見 おはようもなく、キー音だけが響く社内・・・ 「思わぬ苦労」◆役立つシステム開発に意欲」とのこと。
地域版には「「自助」改めて強調 福祉見直し巡り答弁 石原知事」あ〜あ。
さらには「自立目指してカレンダー 共同作業所全国連絡会 絵は障害者の30作品」
朝日新聞の朝刊と夕刊をざっと読んで、切り抜いた「障害者」関連記事だ。計4つ。
これを多いと見るか、少ないと見るか。
ちなみに僕は、「確か今日は『障害者の日』だったよなぁ」と思い、何か特集でも組んでないか探しながら朝刊・夕刊に目を通したのだが、途中で「ホントに今日って『障害者の日』だったっけ?」と思って確認してしまった。
「いまさら『障害者の日』もないでしょう。特別な日じゃありません。障害者問題は日常的に扱っていますし、障害者の日向けのイベントは先日の土日で行われてしまったし、イベント案内はちゃんと掲載しましたよ」マスコミはそう考えたのかもしれない。確かにそのとおりだとも思う。
でも、なんか引っかかる。
他紙で「障害者の日特集」なんて組んだ紙面はあっただろうか?
「あまりにも関心が低すぎやしませんか? なんか扱いが軽すぎませんか?」
ちなみにインターネットで「障害者の日」で検索するとyahooでは、ロクなページがなく、gooで見つけたのが上記の「障害者の日」の定義。
前回も「マスコミとろうあ運動」ということを書いたが、「障害者の日」について、我々から、またマスコミから、そして障害者本人たちから、もっともっと行政・一般市民へのアピールがあってはいかがと思った。
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