木のつぶやき | |
1999年9月18日(土)曇り |
かたつむり学童クラブに行ってきました。と、言っても親の勉強会に参加してたんだけど・・・。
例によって、キチンとした報告を書くには、時間を取れそうにないので、先に「つぶやいて」おくことにします。
「学童クラブ」って、両親とも働いている家の子供が、学校が終わったあと、児童館で過ごすヤツだよね? 共働き家庭の子供の集まり、というのが僕の認識。
今回参加して、『障害児の放課後生活を保障する都内団体連絡会』なんて団体があることを初めて知った。
勉強会の中でも「障害を持った子供達が、放課後をどう過ごすか?あるいは夏休みのような長期休暇をどう過ごすかは、とても大きな問題。どうしても親が付きっきりにならなければならず、親にとっても子供自身にとっても大きな負担になっている」というお話しがあった。
なるほど、放課後かぁ・・・。そういえばウチの子供は(共働きじゃないけど)近所の「ぱる児童館」の常連らしく、中でも真中の子は、人生の3分の1くらいを児童館に入り浸って暮らしている、と言ってたなぁ。そんなに楽しいものかね?(僕の田舎には児童館なんて生意気なもの(?)なかったぞ)
自分の子どもの頃を考えると、そもそも「放課後何をしようか?」なんて、考えたことがなかったような気がする。つまり、自然に遊べていたし、遊びに困るなんてこと、なかったっていうことだろう。塾もなかったし。(年がばれる?) 放課後の過ごし方が「負担になる」なんて・・・。
そういえば、小学生の頃、知的発達遅滞の先輩(っていうこの呼び方は、記憶の中の先輩のイメージとは、しっくりこないんだけど・・・)が、しばしば、お袋さんが運転する耕運機の後ろに乗せられているとこ見かけたなぁ。やっぱ遊ぶことなかったんだろうか? 「放課後」は親御さんが面倒見てたってことなんだろうか。
かたつむりの職員やボラが子供達と遊んで(?)いる部屋をちょっとのぞいた後、親の会の勉強会に参加。
各自の自己紹介の後、これまでの経過報告。(僕は「たましろの郷後援会資金プロジェクトの木下です」と挨拶させてもらった。)
そもそも花田さんの呼びかけで始まったこの都内における学童クラブ。
7月に第1回目があり、今回が2回目。会場は毎回各ろう学校を回ろうということで、今回は大塚ろう学校。初めての僕は、しっかり道に迷った。
続いては、杉並ろう学校の杉山さんのお話しだった。以下にそのレジュメを紹介する。
99.9.18 東京都聴覚障害者の障害保障をめざす会 杉山行利さん |
1)「ろう重複障害とは」 ・身体障害者手帳上の規定 ・ろう学校重複学級在席児、生徒とろう重複作業所・施設入所通所者が該当 ・ろう学校重複障害学級の歩み 都立江東ろう学校における小学部重複学級設置の運動 都立立川ろう学校における高等部重複学級設置の運動 ・ろう教育との関係 ろう学校における教育方法(純粋口話法⇒聴覚口話法)との関係 「聞こえない」という障害をどう考えるか −問題行動の見方 |
2)「重複児を持つ親の会」との関係 ・江東ろう学校での重複学級設置の取り組み ↓ 親の会の形が作られる ↓ 様々な悩みの出し合い・将来への不安 ↓ 将来の不安解消の取り組み=事業活動への取り組み ↓ 会主催のキャンプ めざす会の核となる ・今後もめざす会、ろう重複者の福祉向上の運動に欠かせない存在 |
3)「現在の状況」 ・再編整備構想との関連と私たちの取り組み ・その他 |
4)「今後の課題」 ・施設作りについて ・23区における学童クラブ、作業所作り等の取り組み ・その他 |
杉山さんは、熱心に語ってくださった。なんとかして、その熱意をこの「せたつむりHP」上に再現したいけど、残念ながら、記録を起こしている時間は当分ありそうにない。う〜ん、力不足を痛感。(やっぱ、当日に書き切っちゃわないと、数日経ってしまうと、もうダメ)
会の終わった後、杉山さんに「11月7日(日)東京支部の『施設班』に講師として来てくださいませんか?」と交渉。お返事は、また改めてということになったが、大いに期待したい。
次回かたつむり学童クラブにアナタもボランティアとして参加してみませんか?
ボラ希望の方は、共同作業所かたつむりまで連絡してみてください。
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