建設運動NOW2000.01.16

ろう重複障害者の生活と労働の家「たましろの郷」建設運動の今(その6)

 1.16「たましろの郷建設支援街頭宣伝活動」実施!

 今回は、諸般の事情から銀座・数寄屋橋、JR新宿駅・西口の2ヶ所での街頭宣伝の予定でしたが、銀座会場は人が集まらず、やむを得ず新宿会場に合流!

 2000年最初の街頭宣伝は、ちょっと残念な内容でした。
 もともと三多摩ろう連の行事とぶつかって八王子会場がボツになり(多摩市でやろうという案もあったのですが、同じ三多摩ということでボツ)、さらには池袋会場も地元ろうあ協会へのお願いが間に合わずボツ。昨年末の段階で「2会場に絞ろう」ということになっていました。

 それが、結局は各地域へキチンと連絡が回っておらず、なんと銀座会場は資金プロジェクト委員3名+かたつむりの職員1+親1の5名しか集まりませんでした。
 12時30分まで待ったのですが、状況は変わらず「5名でやるより新宿に合流して1ヶ所でも盛り上げよう」ということになり、急遽丸の内線で新宿へ移動。1時くらいから合流して2時半くらいまで行いました。

 最終的には26名のスタッフが集まり、カンパも5万円ほどいただくことができました。
 僕は「それなりに良かった」と思いましたが、参加された皆さんはいかがだったでしょうか?

スタッフの皆さん、カンパをくださった皆様、本当にありがとうございました。今年もまたよろしくお願いいたします。

◆街頭宣伝の反省点◆

1.資金プロジェクトで決定したことが地域に流れるのには2ヶ月の余裕が必要。
 12月の街頭宣伝については、東京都聴覚障害者連盟を通じて地元ろうあ協会へも協力依頼文が流れたのですが、1月については「各団体任せ」になり、16日実施が地域へ上手く伝わっていなかった。

2.そもそも資金プロジェクトの決定事項は、「案」でしかなく、後援会の運営委員会で「承認」されないと動けないような仕組みになっており、現在のような緊急を要するような時期の運動においては、仕組み自体に問題があるように思う。
 資金プロジェクトの位置づけが曖昧であることは、寄り合い所帯の後援会においては、仕方のないことかもしれないが、地域へ協力依頼をしても、都連盟の事務責任者があいまいで、吉田さんや伊藤政雄さんがプロジェクト会議には参加されているものの、実際に地域ろう協会へ連絡してくれる担当者にどのように伝わっているのかが、さっぱり分からない。
 今回も連盟の理事の参加はゼロだった(三多摩の会議に行かれていたらしいが、調整して最低一人は参加してもらう必要があると思う)し、東京支部の役員にどのように情報が流れているのか分からないが、支部からの私だけだったように思う。(支部は定例学習会とぶつかっている。あと6ヶ月というせっぱ詰まった状況の中で「定例学習会だから誰も行けない」という感覚も僕にはよく分からない。そういうもんなんだろうか?)
 
3.そもそも1月16日はサークルの例会も始まっていない地域があり、無理があった。
 銀座なんかスタッフも少なかったけど街を歩いている人もたいへん少なかった。確かに今日は天気も悪かったし、正月疲れというか年末年始遊び歩いてちょっと休憩の日曜日だったのかも知れない。(新宿にはそれなりに人がいたけど・・・)
 目黒はまだ例会が始まってなかったし、たんぽぽにも僕が行けなかった。品川には連絡いったのかなぁ?

 なんか今回の街頭宣伝は反省だらけです。「資金プロジェクトに計画性がないからだ」と言われればそれまでですが、そもそも「12月は資金プロジェクト中心でやるから1月以降は各地域でお願いします。」ということだったにも関わらず、地域からの計画がさっぱり上がってこなかったため急遽「1月も資金プロジェクトでやらなきゃ仕方ないね」となったのです。
 各地域のろうあ協会は「寒い間は無理」とのことらしいですが、「6月までに」と決まっていることだけに、なんだか釈然としない気持ちです。「3月以降はやってくれる地域もある」らしいです。
 今日の状況を見るとこれから焦って2月に企画を入れても同じ失敗を繰り返すことになりそうなので、取りあえず2月は11日の「たましろフェスタinなかの」に集中することになりそうです。
 その間に3月の企画をいち早く決め、かつ貯金箱運動などの別の方法も開発していかなければならないと思います。

「たましろの郷」建設を応援してください。

施設建設認可のためには、自己資金として3億円あまりが必要であり、これまでめざす会や後援会が一生懸命に貯めてきた資金をかき集めても、まだ1億5千万円不足しているのです。

 今こそ東京の聴覚障害者に関わる全ての仲間の力を結集して、このお金を作り出さなければならないと思います。
 1億5千万円なんて気の遠くなる金額ですが、大阪でも埼玉でも同じように頑張ってきたのです。そして実現してきたのです。決して東京にできないはずはありません。

 仮に、我々の運動に積極的に賛同してくれる仲間が3000人いたとしても一人5万円を集める必要があります。けれども、この3000人の仲間たちがそれぞれ2人ずつの賛同者を得ることができたなら9000人。一人1万6,666円の負担。3人にお願いできたら一人1万2,500円の負担です。4人にお願できたなら、一人1万円で済むのです。
 こんな計算はネズミ講に等しいものかもしれませんが、このページを読んでくださったアナタが、もしこの運動に賛同してくださるのなら、是非冬のボーナスから(景気が悪くて出ない人もいるかもしれませんが)何とか1万円をたましろの郷に寄付していただけないでしょうか。

 寄付の受付先は、郵便振替口座「たましろの郷後援会」宛てにお願いいたします。
 口座番号は、00110−5−611430 です。
 「たましろの郷特別寄付」とお書き添えの上、お名前・連絡先住所・電話FAX番号を書いてお申し込みください。

 専用の振込用紙もあります。ご連絡いただければ至急郵送します。
 メールは、ここをクリックしてください。

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