新聞切り抜き帖

1999.12.09.(木)朝日新聞ニュース速報

著作権審議会

企業内の違法ソフトコピー許しません! 著作権法改正へ

 12月3日の記事にもあったけど、「放送の音声内容を字幕化する」ことが正式に認められそうだ。

<記事の要約>

 横行している海賊ビデオやパソコンソフトの違法コピーなどを防ぐため、文化庁は9日、著作権侵害の罪に問われた法人に対する罰金を、現行の最高300万円から1億円程度にまで引き上げることを決めた。
 (中略)
 文化庁はまた、障害者が活字や映像に触れる機会を広げられるよう、新聞・雑誌などを点字翻訳したり、テレビ番組のセリフを字幕化したりしたデータをインターネットで配信することを無償で認めることも打ち出した。再来年1月からの実施を目指し、1月から始まる通常国会に著作権法などの改正案を提出する。
 (中略)
 小委員会の報告書は、障害者に配慮し、(1)活字メディアについて、文章をパソコンソフトで点字データに変換し、インターネットを通じて視覚障害者に配信することを無償で認める(2)テレビ番組について、あらかじめ政令で指定した機関に限って、出演者の言葉を文字にし、インターネットで聴覚障害をもつ人に配信することを無償で認める――の2点を提言した。「障害をもつ人たちの暮らしを支援するためには、著作者の権利を部分的に制限することも認められる」という考えからだ。
 実現すれば、配信されたデータを点字プリンターで印字すれば、自宅にいながらにして色々な新聞や雑誌、書籍などを読めるようになる。セリフの配信は地上波、衛星放送、ケーブルテレビのすべてについて認める方針で、受信者は、テレビ画面とパソコンの画面を並べて見れば、番組の内容を理解しやすくなる。

ご希望の方には記事をFAXします。ご連絡ください。
 メールは、ここをクリックしてください。

新聞切り抜き帖メニューに戻る トップページに戻る