タイトル | ろう教育の“明日”第25号 |
今号の主な内容 | いま、こどもたちは…教育現場からの発信 (広島県立広島ろう学校) (東京都立足立ろう学校) (徳島県立徳島ろう学校) (三重県立ろう学校 乳幼児教室「ひよこ組」を振り返って2) ろうのつぶやき(教員編)「ろう者にとって発音訓練は不要なのか?」 |
発行機関 | ろう教育の明日を考える連絡協議会 電話03−3268−8847(財団法人「全日本ろうあ連盟」気付) FAX03−3267−3445 賛助会員の加入方法については FAX0722−90−2588(事務局組織担当 駒井雅夫) E−Mai kommas@mb.infoweb.ne.jp 郵便振替 00900−3−13022 |
ジャンル | ろう教育(聴覚障害児教育) |
発行サイクル | 年3回程度 |
読了日 | 1999年8月3日(火) |
購読料 | 年間3000円(賛助会員) |
いよいよ迫ってきました、「ろう教育を考える全国討論集会・奈良集会」
今号の編集後記には、つぎのように書かれている。
奈良集会ではいろいろなレポートが出されるようで、暑さを跳ね返すほどの討論が期待できそうだと楽しみにしています。
特に開催地奈良県から積極的にレポートが出されています。
保護者や先生達が積極的にろう教育に関わっている地域の実践を参考にして、自分達の地域での取り組みにつなげられたらいいなと思います。
「奈良はいいな」とうらやんで終わるのではなく、奈良を目標に保護者、教員、ろうあ者の協力・信頼関係をキチンと築いていけるよう、頑張りたいものです。
「ろう教育の”明日”」は、「ろう教育の明日を考える連絡協議会」の機関紙。年3回発行で、3000円を払うと賛助会員になり、1)全国集会への参加費割引き、2)同報告書の無料送付、3)この機関紙の無料送付ということになる。
手話がもたらしたもの1(広島県立広島ろう学校)
広島のレポートはなかなか良かった。
昨年度、幼稚部と小学部でコミュニケーションモードを見直し、今年度から手話と指文字を本格的に導入した状況が描かれている。
今年度からの実施なので、「成果」という訳ではないが、大きな変化が生まれていることが伺われる。これまでそれぞれの子どもに合わせて「使えるもの(コミュニケーション手段=聴能・口話・キュードスピーチ・手話など)なら何でも使おう」というやり方をしてきたことに対しても、子どもの間での深いレベルで思いを伝え合うことがたいへんだった、とマイナス評価し、みんなが同じ方法によるコミュニケーションが可能になった、と総括している。
また、現在の課題は「手話による言語的環境の整備」であるとし、教員同士の会話でも常に手話を用いるべきだとし、「子どもに日々関わる私達(教師)自身が、子ども達にとっては言語環境そのものである」とし、「子どもからの発信」も「(手話での)つぶやきまで見逃さないようにする」ことが大切だと説いている。
第11回ろう教育を考える全国討論集会in奈良 分科会レポーター&内容の紹介
「子どもたちと歩もう21世紀へ」(8月6日〜8日、会場;奈良県文化会館ほか)
私の参加する第5分科会「重複障害児教育」では、次のレポートが用意されている。楽しみだ。
・いっぽの会の活動経過と現状」(奈良)
・「盲・ろう・知的障害を併せ持つY君について(奈良)
・大阪市内に重複ろうあ者の施設を作る運動について(大阪)
・「いこいの村の仲間たちの願いから」(京都)
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