イベント報告
99.09.19(日)9:30〜16:00 埼玉県坂戸市文化会館ホール(東武東上線坂戸駅下車15分) 主催;社会福祉法人 埼玉聴覚障害者福祉会 社会福祉法人 埼玉聴覚障害者福祉会後援会 |
あっという間に1週間が経ってしまったのですが、先週の日曜日、埼玉県のどんぐりの法人設立5周年記念の大会に参加してきました。
参加したきっかけは、僕自身がどんぐり後援会に入っていて、毎月送られてくる会報に掲載された記念大会に興味を持ったこともありましたが、実は、以前たんぽぽのメンバーで、今はサラリーマン辞めてどんぐりの職員になってしまった本間君に会いたいなぁ、と思ったのが理由です。
彼には終わった後、一瞬だけ会えましたが、「元気そうだね」って感じでした。充実してるなぁとも感じました。行って良かったなぁと素直に思えた素敵な大会でした。
朝早く起きるのは苦手なので、これはパス。
なんとかお昼には到着。挨拶や感謝状の贈呈など「まあ、普通」の記念式典でした。
1週間経ったら、一つも内容を覚えていない、という程度の講演だった。
ろうあ運動論みたいな話しで「運動と事業の両輪が大切」みたいな話しだったけど、難しくてよく分からんかった。
それに読み取り通訳も男性はまあまあだったけど、女性の声が非常に聞きづらくてマイッた。
声の質というか、喋り方も押し付けがましく感じられたし、声がキンキンしててサッパリ内容が伝わってこなかった。
でも、それ以上にあの堅いテーマで講演を依頼された松本さんが可愛そうだな、と感じた。記念式典の前後の雰囲気から完全に浮いてた。
そうか、そういわれれば「祭り」だった。太鼓、ソーラン節、阿波踊り、みこし、と仲間の出演が続いた。僕はどっちかというとロックバンドにディスコのかたつむりのノリの方が好きだなぁ。
ソーラン節なんて楽しいのかしら?などと不謹慎なことを思いながら見ていました。
でも、やっぱ50人って、大勢だなぁと感じた。
関東の集いの時に1対1ボラで一緒だった仲間もいた。声をかけたいなぁと思ったけど、覚えていてくれなかったら悲しいからと、遠慮してしまった。
最初はビデオの上映。京都のいこいの村や聴言センターを収録したビデオでした。東京のろうあ者更生寮の高橋さんがカメラマンにクレジットされてました。
それから、「ろう高齢者福祉事業」「聴覚言語障害センター」「ろう重複障害者福祉事業」の三つの柱について、それぞれの立場のろうあ者が「埼玉の構想」を語ってくれました。
これがすっごく良かった。後援会会長の坂本さんや老人部の女性のお話しは、熱意溢れる語り口で感動的だった。大きな紙に描いた「将来構想図」もとっても良かった。
単なる記念大会に終わらせないという埼玉の仲間達の情熱が感じられる後半だった。
式典のパンフだけでなく、資料も充実、ビックリしました。特に記念誌「未来みつめて《第一集》一粒のどんぐりから」は京都の「人として」の埼玉版。これは必読の書!(といってもまだ読んでないけど)
いずれ、ご紹介したいと思います。
そのほか「(福)埼玉聴覚障害者福祉会将来構想(中間報告)」のリーフレットと「学習討議資料」も同封され、埼玉県の地に足のついた運動に感心するばかりでした。
坂戸はちょっと遠くて、やっぱりすっぽかそうかなぁとも思いましたが、行って見たらすごくイイ記念大会でした。有意義な半日を過ごすことができ、埼玉の皆さんに感謝いたします。ありがとうございました。さあ、次こそ東京だぞって思いながら帰ってきました。